2016年8月10日水曜日

犬山城

先月30日に続いて青春18きっぷを使うて現存12天守の一つ「犬山城」に行って来た。
木曽川沿いに建つこの城まで3時間ちょっと掛かるんで午前中に着く様、朝5時台の列車で犬山城近くのJR鵜沼駅まで行くことにする。
当然この日も京都、米原、岐阜でそれぞれ乗り換えが必要で
例のごとく、まず京都で皆さんダッシュや、まだ京都では列車の編成数も多いので、贅沢いわんかったらまあ座れる。
問題は米原や、俗に、青春18きっぷ利用期間での米原ー大垣間の席争奪戦は結構凄まじいもんで、数人のグループやったら上手く立ち回らんと全員が近くに座られへん、おっさんやったら席別々でも座るけどなあ。
今回もおっさん一人やから余裕で座れた。
米原から岐阜まで約1時間弱、立ってんのんは結構辛いと思う、米原から浜松行きの列車は特別快速って云うねんけど岐阜まではほぼ各停、岐阜に着く頃には一両に立ってる人が数十人おったから結構皆利用者おると思う。





無事、岐阜に到着や、次に乗り換える高山線の発車時刻まで20分ほどあるんでトイレをかねて改札を出てみる、こういった事出来るんがこのきっぷのええとこや。







結構綺麗な駅舎で駅前に金ぴかの「信長像」がおられる。
改札前で朝食のおにぎりとお茶を買うてホームに上がると、乗車予定の列車が停車してる、なんと久々のディーゼルや、旅情がそそられる。




向かい側には高山行きの特急が発車間近で急いでシャッターを切る、後ろ向きやけど。



ドア開閉ボタンを押して列車に乗り込むと転換クロスシートの綺麗な車両でワンマンの時がある見たいで、整理券発券機がある。

社内の写真なんかを撮ったりしてると程なく発車や。
ディーゼルの力強い音とトルクフルな加速でグングン走って行く、ヤッパリこんな感じの列車での旅はええなあ~。





長閑な車窓からの景色を眺めながらおにぎりをほうばって25分程度で目的の駅、鵜沼に到着や。




ここから歩いて20分程度らしいんで名鉄線を跨ぐように空中回廊(そう云うらしい)を出れば名鉄、新鵜沼駅前に出た、駅前の地図で方向を確かめ数分歩くとツインブリッジに到着でここから有名な写真で見る犬山城が望める。





早速シャッターを切り、ツインブリッジを渡って犬山城を目指す、けど段々汗が滴り出し犬山城の入口に到着した頃には汗だく状態。







早速、観光案内所で犬山周辺の地図を貰って「国宝犬山城」に向かう。
券売所で犬山周辺施設3箇所とセットになった券を購入、早速犬山城を正面に見るけど木が結構茂ってて全容が見えへんし城入口に大きなアーケード状のテントがあって折角の現存12天守が台なしや。
これは恐らく、犬山城に入城するんに靴を脱がなあかんから、雨なんかの日に脱ぎ易い様にする為やろうけど、ヤッパリ残念。






文句を云うててもしゃーないんで、靴を脱いで城内に入る、外観からは想像出来ひんけど結構層があるんで城の階段では常識な急階段を天守まで結構登らなあかん。








天守まで登れば、360°絶景や、回廊に出れるんやけど当時のまま風の80cm位の木製手すりがあるだけで安全対策一切無しやからメッチャ怖い、
「手すりにもたれるな」って書いてるけど誰がもたれるねん、怖いやろ。
恐怖に駆られつつ回廊を写真を撮りながら一回りするんやけど、写真撮る為ファインダー覗くとなんか触れてへんかったらちょっとまずい。
床見たら、板の隙間から数メートル下が見える、しかし絶景やで、最高や。




一通り各層を見て外に出て周りを見ようと思ったら、犬山城は一回り出来ひん、反対側は木曽川の絶壁や。
正面の門を出て犬山周辺を散策することに、早速、買うたチケットでそれぞれの施設を見学していく。







各施設見てたらカラクリ人形を「山車」云う祇園祭の鋒見たいなんに載せて祭をするんを思い出した、犬山の祭やったんや。
予備知識無しで毎度行く自分が情けない、でも知らんかったら地元の人に聞いたりして、素直に頭に入って来るというこじつけ。
それぞれ、からくり展示館・どんでん館・城とまちミュージアム。





無料の犬山周辺に現存してる当時の町屋を覗けば、京都の町屋とほぼ同じで鰻の寝床状でおくどさんや中庭があり京都そっくり、どっちがそっくりかは別にして、まんまや。





そろそろ帰ろうと地図を片手にブラブラと犬山駅方面に向かってる途中、「堀部邸」という大きな邸宅があって何気なく覗いたら、ここにいらっしゃる女性の方と話しが弾み、犬山の事や犬山祭の事なんかを大きな部屋でゆっくり話せて色々教えていただき大変有意義な時間やった。
来年は犬山祭にこなあかんなあ。




名鉄犬山駅で小腹を満たし、やっぱり出先ではこれやと云う組み合わせでグビリとやりながら鵜沼駅に向かう。

まだ時間的に早いんで帰りに行った事無い長浜に行くことにする。




まず、鵜沼から大垣で乗り換えで、時間があるんで大垣駅の改札外の食事所で昼飯にする。

ゆっくり堪能して米原へと向かうんやけど、ここ大垣でも席争奪や、ええかげんうんざり。

それでもおっさん1人なんで席は確保、米原で敦賀方面の列車に乗り換えて(これは結構空いてる)長浜へと。





長浜ではうだる暑さの中、黒壁ストリートを散策、結構人多い。
女性とカップルが多い、ちょっとおしゃれな街並みで店もそれに合わせたような店(ショップという方が合うてる)。





あんまり暑うて歩き疲れたんで、ちょっと一服。





そろそろ帰るとする、長浜駅から播州赤穂行の列車を待つ、最初おっさんと数人やったんが列車が来る時間になったら結構な人や、列車来た、またまた争奪戦、ゆっくり乗っても全員1人づつ座れんのに。

ここから、酎ハイ呑んで気付いたら降車する駅、近づいてた。
今日は結構歩いた。
来年絶対犬山祭いきたいなあ。



2016年8月1日月曜日

備中松山城

7月30日、日本現存天守の一つ備中松山城に行って来た。

関西からこの備中松山城まで普通に新幹線、特急等を使うて行けば約7,300円ほど時間にして2時間程度、往復やったら結構な出費。

ここでおっさん半世紀以上生きて来て初めての「青春18きっぷ」を使うて行って見ることにした。

これやと一日何度でも乗り換え・途中下車が出来て2,370円や片道1,200円弱、メッチャ魅力的、しかし、世の中そんな甘うない。
短時間というもんを放棄するんや、約2時間半を放棄、計4時間半ほどかかるんや。

検索したら朝5時台の快速で10時過ぎ、か6時台の快速やったら11時過ぎ、おっさんは5時台で行くことにする。

備中松山城は途中のふいご峠云うとこまでタクシーかバスと徒歩そしてシャトルバスで行くしか方法が無い、マイカーでもふいご峠までは行かれへんからおっさんは乗り合いタクシーを前日に予約しといた、片道500円、普通のタクシーやったら1,200円位みたい、午前に行って帰ってきはった人が話してたんを小耳にした。

前日の会社帰りに人生初の「青春18きっぷ」をみどりの券売機で買うた。







割引切符から入って順番にタッチして行く。

領収書や実際の切符・取説なんかで7枚出てくるんで結構時間かかる。






当日、5時台の快速に乗って姫路で乗り換えや、姫路では1分の乗り換え時間、乗り換える列車が何両か解らんし長時間の乗車やからトイレの確保も重要やけど1分しかないんで贅沢云うてられへん。





この時間帯、結構神戸方面や明石方面から結構人乗って来る、案の定乗り換え駅姫路でダッシュや、こっちは12両、乗り換え先の列車は4両やから漏斗に人が雪崩のようにダッシュ、すさまじいで。

列車や状況を写真に撮る時間なんかもちろんあらへん。

なんとか席確保で一安心、姫路から各駅停車の2時間半の旅。

岡山までほぼ満員、学生が多い、1時間辺りの列車が2・3本やからしゃーない、京阪神の便利さに感謝や。




岡山でスカスカ状態になってやっとのことで備中高梁駅に到着、事前にネットで調べてた乗り合いタクシーの乗車場所、備中高梁観光案内所が駅舎併設の複合ビル建設の為場所が変わってる。ちょっと焦った。








ここで、予約の確認と11時20分のタクシーまで1時間弱あるんでレンタサイクル借りて近くの武家屋敷なんかを散策に行く。






予約時間に観光案内所で予約者6名がワゴンタイプのタクシーと普通のタクシーに分乗して出発、約10分程で起点のふいご峠に到着、ここから備中松山城まで20分程度の登山や、この日は天気ええ代わりに滅茶苦茶暑い汗だくで天守に到着。













規模は姫路城・彦根城や松山城とは比べられへんけど山城という特殊な立地ではホンマすごいで、自然の岩を巧みに利用して石垣を築いてる。
めずらしい天守内に囲炉裏があったりして梁なんかは荒々しい感じで見晴らしも格別、来る価値十分な山城。

一通り見て、迎えの時間が近づいて来たんでふいご峠に下山する。
一通り見て回るんに約40分程度。

迎えのタクシーに乗って、備中高梁駅で駅前の食堂で冷酒とラーメンを食べて帰ることとする、帰りは3回の乗り換えやから余裕で帰れる、途中倉敷があるんで一通り見て行こう思うたんやけど列車乗った瞬間に寝てもうて気付いたら倉敷駅出発するとこやった、京阪神やったら次の駅で反対の列車に乗り換えたらええねんけど、ここでは、又、待ち時間が結構あるんで今回はあきらめて素直に帰る。