2016年9月28日水曜日

青春18きっぷ

今年の夏、人生初の「青春18きっぷ」なるものを使うて日帰り列車旅でようけ遊ばせてもろた。



おっさんがこのきっぷ使うて思うた事なんかをつらつらと書いてみようと思う。
おっさんが書くことなんか「青春18きっぷ」のベテランさんなんか、「分かっとるわ」やろうけど、まあ、聞いてえや。
まず、おっさんの住んでる所は関西の京阪神地区、結構交通の便がええから成り立つ旅やと思う。
この辺の事を頭に入れて読んでや。
最初に思ったんは結構遠くに行けるんや!と云う事。
その代わり行く前にしっかり目的を決めて計画を立てなあかん、列車に乗るんが主なんか、目的地で観光するんかで違う、列車が主やったらのんびりと車窓を眺めてぐるっと周り、気が向いたら途中下車して美味いもん食べたり近場をぶらりする。



だから結構遠くへ行ける。
観光が目的やったら現地の滞在時間を確保せなあかんから日帰りの場合行ける範囲が限られてくる。



そして、現地での移動手段の確認や、地方に行ったら大都市近郊みたいにバスや列車の便があんまり良くない、事前にネットなんかでしっかり下調べせなあかん、それもなるべく最新の情報や。
それと、観光施設の見学所要時間もしっかりと調べる必要ある、これしとかんかったら次の場所に行くバスや列車に間に合わへん可能性がある、1時間に1本なんかざらにある、ひどい場合には1日に数本の時もあるから帰られへん可能性だってあるから悲惨や。




最近は、ネットがあるから乗り換えのアプリなんかで手軽に調べれるけど、やっぱり基本はバス会社や列車の会社の時刻表でしっかり調べとく必要がある。
おっさんが1番うまくいったんは丸岡城から永平寺に周った時や、バスの1日乗車券で周るには、丸岡城の見学所要時間と丸岡城から永平寺に行くバスの時間が滅茶苦茶重要やった、丸岡城から永平寺に行くバスは10時59分と11時59分あとは13時台と後1本や、事前に丸岡城の見学所要時間を大体見てたから10時59分のバスに余裕で間に合うた。
失敗は、初の時や、備中松山城の時、朝1番早い時間に到着したんやけど、昼飯の時間には早めやし見学後やったらちょっと遅めと云う時間帯やったから途中で事前に買うといたおにぎりと、見学後のラーメン。
特に、史跡なんかを見学の場合、その場所での飲食が禁止やから食事の場所の確保も考えとかなあかん。
食べれる場所探してる間に時間がどんどん経つ、焦る。
せっかく名物ありそうやのに、変に満腹感があって食べられへんかった。
おっさんの旅の楽しみに、地元の美味いもん食べることやからこの時は失敗やった。



「青春18きっぷ」で乗る列車は基本各停やから車窓を楽しむことが大事やと思う。
目的地に行くんが目的やったら本でも読んで過ごしたらええけど、道中も楽しむんが旅行やとおっさんは思うてるからやっぱり車窓を眺めて楽しまなあかん。
次に、トイレの確保や。
「青春18きっぷ」は基本各停やから当然時間がかかる、一回、2時間なんかざらにあるし、乗り継ぎが多くて乗り換え時間が数分はしょっちゅうや、最悪4・5時間列車の中なんかざらにある。



当然トイレに行きたくなる可能性が多い。
おっさんは、前日に酒を飲まない、朝コーヒーを飲まない、を決めてる。
一応保険に、トイレのある車両の近くに乗り、降車駅の10分程度手前でトイレに行っとく。
「青春18きっぷ」の旅行やなくて一般の旅行時にも一つの交通機関に長時間乗る時これは守る、しかし、せっかくの旅やのに車窓を眺めながら駅弁やつまみでやりたい時もある。
そんな時ビールはあかん、酎ハイや酒にしとく、ビールは1日の最後か確実にトイレが確保出来る時(指定席時)に限る。
当然空いてる時にも大丈夫。
ビール・コーヒーやらんだけで全然違う。
おっさんはこれでクリアして来た。
次は、席の確保や。
大阪近郊や中部近郊の通期時間帯は、諦めなしゃーない、座れてラッキー程度に考えとく。
それ以外は基本1人の場合、場所の贅沢言わんかったら大体座れる。
焦らなあかん時もあるけど、まぁ大丈夫。
結構混むんが米原ー大垣間と米原ー敦賀間、それに姫路ー岡山間や、特に姫路ー岡山間は途中の駅からどんどん乗ってくるから4両編成の列車が満タンになる、まぁおっさんが利用したんが土曜日やったんで学生が多かったから日曜やったらもう少しましかもしれんけど実際に乗ったんと違うんではっきりわからん。
食事
冒頭に書いたけど、基本途中の駅で駅弁買う時間がほとんど無い。
あくまで基本的にやから事前にしっかりと調べて確認したら出来る場合もあるけど、さっきの敦賀・米原・岡山までの間にには無いしコンビニで事前に買うてても食べるんに勇気いる。
パンかおにぎり程度やったらまだなんとかや。






地方の路線やったら可能性が高い、けど、路線によってはボックス席とロングシートが時間帯によって変わる場合があるんでロングシートに当たったら最悪やから、よう調べて乗らんとあかん。
まあ、1時間に1本程度の路線やったら景色のええ駅で途中下車して駅のベンチで食べるんもええかもしれん。


荷物
これは基本、両手が空くことや。
出来るだけ小振りのショルダーバックかリュクがええと思うけど、おっさんがいつも思うんがリュクを背負うてる人に対してで、列車やバスなんかの公共機関に乗る時、背負うの止めて手に持つかワンショルダーで前に回すんがマナーやと思う。
ショルダーバックでも身体の前に回すと周りの人に迷惑かける度合いが大分違う。
ただリュクサックで個人の身だしなみについて気を付けたいのが、夏、汗をかく季節にずっと背負ったままやと肩の部分にショルダーハーネスの形に塩をふく、特に色の濃い目の服は見っともない。
大体こんな感じがこの夏おっさんが「青春18きっぷ」で遊んで気い付いたことや、これから初めてこのきっぷ使うて遊ぶ人の参考になったらええと思う、けどあくまでおっさんの住んでる場所と個人的な考えやから参考程度にしてや。
最後に時刻表は絶対持っとく方がええ、路線の全体像が良く解るし乗り継ぎなんかのことや行き先なんかの把握が容易い、昔、学生時代によう使うてたから今回、ネットの限界を感じた。おっさんも次回には買うとこうと思う。


2016年9月11日日曜日

9月4日、娘が床のこと知らん云うてたし、季節的にもうそろそろ終盤なんで床に昼飯を食べに行ってきた。
床「ゆか」なんで四条から三条にかけてのエリアや、床「とこ」は貴船なんで時間的にちょとしんどいしランチの料金も立派やから、料金的にもリーズナブルな所にした。
早い時期なら貴船でもリーズナブルにランチが頂ける。
早速、自宅近くのバス停から三条にある「懐石 櫻」に予約入れた。
「懐石 櫻」は祇園四条から先斗町を抜け御池通りと三条通りの間辺り、木屋町通りからちょと鴨川の方に路地を入った突き当たりにある。
なんでここにしたか、以前七条の居酒屋で飲んでる時、大将と先斗町辺りの話になって大将が先斗町抜けて木屋町まで行ったら値段的にも先斗町より少しリーズナブルやと話してくれてたんを思い出して、ランチをやってて「床」があるとこをネットで探して見つけたからや。
当然、三条に近いから京阪電車で行くことにして京阪電車の駅に着いたら丁度特急が入って来た所で飛び乗ったらボックスシートのサロンカーやった、ちょとラッキ〜。
まだ時間的に早いんで木屋町の辺りをぶらぶらして時間をつぶし、高瀬川に高瀬舟が飾ってあるとこで絵を書いてる方が数名いたはる
皆さん常連さをみたいな感じで、その姿自体が絵になる。


時間になったんで「懐石 櫻」に向かう、細い路地を進むと突き当たりの右手に淡い桜色の暖簾と周りの建物がいかにも京都に来たって雰囲気や。


暖簾を潜ると先客の方が3組いらっしゃる、鴨川が望める床の席に案内される、頭上にはスダレが涼し気な影を作って残暑の日差しを和らげてくれ、鴨川からの心地よい風がなんとも言えん気分にしてくれる。



先ず、ビールと娘が酎ハイライムを頼む。ビールは緩くならん様に工夫されてる。


前菜の辛子豆腐に続いて刺身、この刺身と一緒に添えられてる、ふき芋の茎(ずいき?)の食感が又涼しげや。


ミニ懐石なんで順番に小鉢が出てくる。


続いて、メインのローストビーフ、柔らかくてソースがサッパリして夏の暑い日に最高や。



最後に、おっさんの大好物、鱧や、それも鱧シャブで水菜と一緒に頂き、又、出汁が美味い、鱧落としは何度か食べたんで鱧シャブは又格別や。
鱧シャブの後、締めに漬物寿司。



最後にお出汁をちょっと頂いて後はデザートや。


夏らしいメニューでビールが又進む、追加で頼んだ冷酒が又なんとも言えん。
最後、デザートを食べ、お茶を頂き店を出る、結構満足出来るコースやった。
その後、JRで帰るつもりなんで腹ごなしに新京極通りをぶらぶらし、地下鉄の烏丸御池駅まで上がって行く途中で娘がカキ氷がを食べたいって云う、スマホで検索したら丁度烏丸御池駅の近くに甘味処がある。




マンションの一階にこじんまりした「月ヶ瀬」があった、暖簾を潜って店に入ったら丁度席が空いてたんで案内される、お茶が出てきて、おっさんは黒蜜の金時豆と娘は同じく黒蜜の金時豆に練乳をトッピング。
久しぶりのカキ氷を美味しく食べてたら、次から次へとお客さんが入って来る、結構有名な所なんかな〜。
火照った身体が涼しくなった所で帰路につく。


2016年9月6日火曜日

松本城

最後に一枚残ってた「青春18きっぷ」を使うて松本城に行くことにする。
今回は、ちょと長い文章。
いつもの様に始発のJRに乗って先ず米原を目指す、山崎で山の稜線が白み始めてる。
京都で米原行きに毎度の如く乗換えやけど、今日はなんかメチャ人多い、なんでかなあ〜。
今回も京都線で乗車して来はった方々と同じ列車に乗る、毎度毎度笑うわ、皆んな絶対「青春18きっぷ」の方々や、いっぺん会うた事ある人もいたはる。
米原でトイレ済ませて7時07分発の浜松行きの特別快速を待つ、例の如く殆ど各停やのに。



あっと云う間に満員や。
ここからはJR東海や、相変わらずJR東海の列車は汚い、窓なんか磨りガラスみたいな感じで汚れてる。
垂井で満タンになってもうた、相変わらずこの線は人多いなあ〜。







名古屋に着いて、10番線に急ぐ、ホームに上がったけどまだ来てない、乗換え時間16分あるんで先ず朝飯の駅弁を仕入れる。







今回、「特急しなの81号」は4両編成、先頭のグリーン車近辺と4号車辺りに駅弁売り場がある、4号車辺りの売り場が飲み物を含めて結構充実してる。
最近の特急列車は車内販売が無いのが殆どやから乗車前に買うとかなあかん。
買ってる内に乗車予定の「特急しなの」がホームに入ってくる。
名古屋から松本まで「青春18きっぷ」使うて行ったら現地に2時間しかおられへん、無理に
青春18きっぷ」使うて松本行くより、ここは特急使うて行くことにした、どうせならグリーンや。
早速最後尾と先頭車両の写真を撮る。
余裕で列車に乗り込み車内の写真を撮り席に着いて発車を待つ。









名古屋コーチンのとりめしを買うた。
これは絶対買おうと狙ってたやつ、残り2個やった。
普通指定席は満席に近い、対してグリーンは、スッカスカや、3人、グリーンにして正解や。




この「ワイドビューしなの」は、なんでも385系の振り子式列車らしいんで山間の曲がりくねった線路をスピーディーに快適に進んでいく。




中津川過ぎた辺りから左の車窓から木曽川や木曽山脈・飛騨山脈の景観が綺麗や、やっぱりネットで名古屋から長野方面に向かう場合はA列がええとの情報と何番がええかを調べて座席指定取ったんで正解やった。
おっさんのあくまで独断的な感想は、A列の偶数が窓と座席の配列からベターやと思う、あくまでおっさんの意見で人それぞれ感じること違うんで、参考程度にしてや。





塩尻からJR東日本の乗務員や。







そうこうしてる内に松本に着いた、メチャ都会やん早速バスのフリーチケット買う、これが後で分かるんやけど失敗。
又後で書くわ。
バスで最初に松本城に行く、観光地だけあってメチャ人多い、さっさと城を見て後で他どこ見るか考えよ。




松本城、月見櫓が改修工事中や、ちょと残念、ここも結構大きい、そやから全部で6層あるんで城特有な急角度の階段をどんどん登らなあかん。







それで渋滞発生や、おっさんが4層におる時入場制限かかった。
早よ来て正解や。
やっぱりここは鉄砲の戦を想定して実戦向けな城や。
柱なんかノミかなんかで削った後が各所に残って内部は相当荒々しい。






石垣は勿論野面積み、真黒な姿がカッコええ。
冬の雪が積もってる時期に来たら白と黒のコンストラストがええんとちゃうかな。





一通り見て、旧開智学校を見に行く、懐かしい机があった、おっさんが小学校1年の時に使うてた様な木のやつや。






この後、武家屋敷を見て、城近くの蕎麦屋で遅めの昼飯を食べる、冷たいととろ蕎麦やけど出汁が結構辛い、蕎麦自体は、この間食べた越中蕎麦の方がおっさんは好みや。




町を歩いて一通り見て超有名な「縄手通り」に向かう、パンフレットや雑誌の写真と大分印象ちゃう、ちょと残念や、こんな感じやったら他の場所もあんまり期待でけへんから疲れたし駅に向かう。
ここで最初に書いてた「タウンスニーカーフリーきっぷ」、時間が1時間に1本程度で各所の徒歩による所要時間も15分程度見所を見ていざバスに乗ろって思うたら30分待ちなんかがざらや、「タウンスニーカー」が回る程度の範囲やったら歩いた方が早い。
それに、町中の道があんまり広うないし観光に来てる車やタクシーが結構多いんで小規模の渋滞がある、結局歩いた方が早い。
旧開智小学校から縄手通りまでサッサと歩いて20分程度、ゆっくり歩いても30分でお釣りくる。
1回しか使うてへん、損した。
時間的に余裕があったらもっと有効活用出来たかもしれん、おっさんは、日帰りやから現地に5時間しか滞在出来ひん、余裕がないんでしゃーないわ。
「青春18きっぷ」がもう一回あったら一泊してのんびり出来たかもしれん。
もっと計画的に予定立てなあかんな〜。





帰りは予定より1本早い列車に乗る、5時間の滞在やと松本市内、時間がちょと足らんか余る、中途半端や。



手軽に食べれそうな駅弁を仕入れて列車に乗り込む、この列車はロングシートや疲れるなあ〜。
ここから、7時間の帰路、気合いるなあ〜。





松本から中津川まで2時間40分の旅や途中南木曽で15分待ち、皆んなホームに出てリフレッシュする。




中津川にて乗換え、今度はクロスシートや良かった。
名古屋での乗換えは3分しかあらへん。
ダッシュでなんとか間に合うた、満員や、しゃーない、岐阜か大垣で空くやろ。
岐阜の手間で前の人が降りる、ラッキー。
思うてた通り大垣で大半が降りる、米原まで各駅停車でどんどん人が降りていく、米原に着いた時点で三分の1位になってた。
さあ、後はこの列車で終わりや、発車まで30分程度待ち、やっと発車。
彦根辺りで座ってるんも疲れてきた、お尻痛い。
これが、皆さんがよく云うたはる「青春18きっぷ」の辛さやと実感。
やっとのことで自宅に到着、23時過ぎ、ほんまにお疲れさんや。
今度、遠出する時は、要所要所を特急使うていかなあかん。