7月11日先週に続いて青春18きっぷ」を使うて西国三十三所「長谷寺」「粉河寺」に行って来た。実際電車で行くにはJRと近鉄を使うて行った方が安うて速い、けど差額はちょっとなんで金額より早さやと断然近鉄利用や。せっかく青春18きっぷ」があるんやからこれを利用せな勿体ない。
当然2つの寺を回るには十分確認せなあかんのはどの駅で乗り継ぐかと帰りの時間をよう確認しとかな30分から1時間待ちはざらにある。
早速例のごとく朝一番列車で京都へ向かう。今日の工程自宅-京都-奈良-桜井-長谷寺(近鉄長谷寺駅)-桜井-粉河-和歌山-大阪-自宅
京都でJR奈良線に乗り込む、東福寺より先はJRで行った事無い、JR藤森過ぎた辺りで山の稜線から朝日がしかし、奈良線は単線なんや、ロングレール違うからガタゴトと懐かしい揺れ。
こんなホームが次々と続く、黄色い線の内側なんか靴一足分しかあらへん。
JR奈良でJR桜井線に乗り換えの為30分程の待ち、その間に朝飯を買う為改札を出る、JR奈良駅には改札内には何にもない駅や。観光都市を謳うんやったらちょっと考えた方がええと思う、駅は綺麗けど。
桜井へ向かう列車に乗り込むけど、ここまで列車メッチャ空いてる、お盆休み初日やのに皆どこ行ったんかな。列車内でさっき買うたおにぎりを食べる。
桜井駅で近鉄に乗り換え、長谷寺(2駅)で降りる、降りたんはおっさんともう一人の2人だけや。
この駅から長谷寺まで徒歩で20分とちょっと、今日は結構涼しいんで朝の散歩云う感じで門前町を行く。
長谷寺の仁王門は来年3月まで修復中やからちょっと残念や。
御朱印いただける時間は8時30分でまだ8時や、拝観料を払う窓口で聞いたら拝観は出来るみたいなんで拝観料を払うて回廊の石段を登って行く、毎度やけど貸し切り状態。結構な段数でまだまだある。やっと本堂が見えて来た。
ここはご本尊の前に板張りの広い内舞台とその先に清水寺見たいな外舞台がある珍しい寺や。朝日に輝く内舞台は何ともいえん。
本堂と外舞台を一通り見てたら御朱印頂ける時間や、当然その日の1番。
境内を一通り見て30分~40分程度で人もほとんどいてないんでゆっくり撮影し次の粉河寺に向かうことにする。ここからが時間かかるんや。
長谷寺駅に向かう途中の自動販売機で地酒を購入、粉河へ向かう列車内でやろ。
桜井駅でJRに乗り換えやけど和歌山直行の列車まで30分ある、ホームのベンチでただじっと待つ、おっさん、結構ボーっとして時間潰すんあんまり苦にならへん、イラチのくせに変やろ。
来た列車結構満員。ワンマン列車や、降りれる車両が決まってるから注意せなあかん(2両やけど)この桜井から粉河まで2時間弱の列車旅。結構な時間やこれもおっさん車窓見てボーっとして過ごせるんであんまり苦にならん、けど来た列車はロングシートやからちょっと姿勢つらい。金橋駅で大半の若い女性や男性、大半が降車、なんかイベントあるんかな?
高田駅で列車は逆方向に発車や、この高田駅でJR和歌山線に変わる、この線に北宇智駅があるんやけど2007年までスイッチバックする駅やったみたいで、おっさんボーっと車窓眺めてたら使うてないホーム見えたんで慌ててスマホで確認した情報や。結構最近まで意味も無く使うてたんや、昔の非力な列車が山岳地域で使う方法みたいなんで最近ほとんど無い、当然関西ではもう無い。
橋本駅で対向列車待ちの為10分程停車、青春18きっぷならでわののんびり行。
この間に長谷寺の自動販売機で買うた原酒を開ける。この和歌山線、当然単線でロングレール違うし列車古いんと線路の状態ええことないんで上下左右に結構揺れまくる、今まで人多いんとこの揺れの為、開けるタイミング無かった。
下兵庫で和歌山になる。
早速ちびりとやる、結構濃厚や、20°もあるんや。
ちびちびやってるうちに粉河や、駅前は結構綺麗な店が粉河寺まで連なる。ここを駅から真っすぐに800mほど、だれも歩いてへん、ここでも貸し切り状態で当然粉河寺も貸し切りや。
御朱印頂いて一通り見て遅めの昼飯を食べる為、粉河駅に帰る途中にある店でそば定食とアユの塩焼き、定番のビール。
そばは腰があって旨い、ちらしずしとビール、それにアユの塩焼きは小ぶりなんが2匹、、背びれの大きさが半端なく大きい、当然独特のええ香が口に含んだ時に広がった。久しぶりに美味しいアユや。
後は帰るだけ、自宅駅までゆっくり座って帰れたから結構歩いた割に疲れが少なかった、自宅出てから13時間。
先月30日に続いて青春18きっぷを使うて現存12天守の一つ「犬山城」に行って来た。木曽川沿いに建つこの城まで3時間ちょっと掛かるんで午前中に着く様、朝5時台の列車で犬山城近くのJR鵜沼駅まで行くことにする。当然この日も京都、米原、岐阜でそれぞれ乗り換えが必要で例のごとく、まず京都で皆さんダッシュや、まだ京都では列車の編成数も多いので、贅沢いわんかったらまあ座れる。問題は米原や、俗に、青春18きっぷ利用期間での米原ー大垣間の席争奪戦は結構凄まじいもんで、数人のグループやったら上手く立ち回らんと全員が近くに座られへん、おっさんやったら席別々でも座るけどなあ。今回もおっさん一人やから余裕で座れた。米原から岐阜まで約1時間弱、立ってんのんは結構辛いと思う、米原から浜松行きの列車は特別快速って云うねんけど岐阜まではほぼ各停、岐阜に着く頃には一両に立ってる人が数十人おったから結構皆利用者おると思う。
無事、岐阜に到着や、次に乗り換える高山線の発車時刻まで20分ほどあるんでトイレをかねて改札を出てみる、こういった事出来るんがこのきっぷのええとこや。
結構綺麗な駅舎で駅前に金ぴかの「信長像」がおられる。改札前で朝食のおにぎりとお茶を買うてホームに上がると、乗車予定の列車が停車してる、なんと久々のディーゼルや、旅情がそそられる。
向かい側には高山行きの特急が発車間近で急いでシャッターを切る、後ろ向きやけど。
ドア開閉ボタンを押して列車に乗り込むと転換クロスシートの綺麗な車両でワンマンの時がある見たいで、整理券発券機がある。
社内の写真なんかを撮ったりしてると程なく発車や。ディーゼルの力強い音とトルクフルな加速でグングン走って行く、ヤッパリこんな感じの列車での旅はええなあ~。
長閑な車窓からの景色を眺めながらおにぎりをほうばって25分程度で目的の駅、鵜沼に到着や。
ここから歩いて20分程度らしいんで名鉄線を跨ぐように空中回廊(そう云うらしい)を出れば名鉄、新鵜沼駅前に出た、駅前の地図で方向を確かめ数分歩くとツインブリッジに到着でここから有名な写真で見る犬山城が望める。
早速シャッターを切り、ツインブリッジを渡って犬山城を目指す、けど段々汗が滴り出し犬山城の入口に到着した頃には汗だく状態。
早速、観光案内所で犬山周辺の地図を貰って「国宝犬山城」に向かう。券売所で犬山周辺施設3箇所とセットになった券を購入、早速犬山城を正面に見るけど木が結構茂ってて全容が見えへんし城入口に大きなアーケード状のテントがあって折角の現存12天守が台なしや。これは恐らく、犬山城に入城するんに靴を脱がなあかんから、雨なんかの日に脱ぎ易い様にする為やろうけど、ヤッパリ残念。
文句を云うててもしゃーないんで、靴を脱いで城内に入る、外観からは想像出来ひんけど結構層があるんで城の階段では常識な急階段を天守まで結構登らなあかん。
天守まで登れば、360°絶景や、回廊に出れるんやけど当時のまま風の80cm位の木製手すりがあるだけで安全対策一切無しやからメッチャ怖い、「手すりにもたれるな」って書いてるけど誰がもたれるねん、怖いやろ。恐怖に駆られつつ回廊を写真を撮りながら一回りするんやけど、写真撮る為ファインダー覗くとなんか触れてへんかったらちょっとまずい。床見たら、板の隙間から数メートル下が見える、しかし絶景やで、最高や。
一通り各層を見て外に出て周りを見ようと思ったら、犬山城は一回り出来ひん、反対側は木曽川の絶壁や。正面の門を出て犬山周辺を散策することに、早速、買うたチケットでそれぞれの施設を見学していく。
各施設見てたらカラクリ人形を「山車」云う祇園祭の鋒見たいなんに載せて祭をするんを思い出した、犬山の祭やったんや。予備知識無しで毎度行く自分が情けない、でも知らんかったら地元の人に聞いたりして、素直に頭に入って来るというこじつけ。それぞれ、からくり展示館・どんでん館・城とまちミュージアム。
無料の犬山周辺に現存してる当時の町屋を覗けば、京都の町屋とほぼ同じで鰻の寝床状でおくどさんや中庭があり京都そっくり、どっちがそっくりかは別にして、まんまや。
そろそろ帰ろうと地図を片手にブラブラと犬山駅方面に向かってる途中、「堀部邸」という大きな邸宅があって何気なく覗いたら、ここにいらっしゃる女性の方と話しが弾み、犬山の事や犬山祭の事なんかを大きな部屋でゆっくり話せて色々教えていただき大変有意義な時間やった。来年は犬山祭にこなあかんなあ。
名鉄犬山駅で小腹を満たし、やっぱり出先ではこれやと云う組み合わせでグビリとやりながら鵜沼駅に向かう。まだ時間的に早いんで帰りに行った事無い長浜に行くことにする。
まず、鵜沼から大垣で乗り換えで、時間があるんで大垣駅の改札外の食事所で昼飯にする。
ゆっくり堪能して米原へと向かうんやけど、ここ大垣でも席争奪や、ええかげんうんざり。
それでもおっさん1人なんで席は確保、米原で敦賀方面の列車に乗り換えて(これは結構空いてる)長浜へと。
長浜ではうだる暑さの中、黒壁ストリートを散策、結構人多い。女性とカップルが多い、ちょっとおしゃれな街並みで店もそれに合わせたような店(ショップという方が合うてる)。
あんまり暑うて歩き疲れたんで、ちょっと一服。
そろそろ帰るとする、長浜駅から播州赤穂行の列車を待つ、最初おっさんと数人やったんが列車が来る時間になったら結構な人や、列車来た、またまた争奪戦、ゆっくり乗っても全員1人づつ座れんのに。
ここから、酎ハイ呑んで気付いたら降車する駅、近づいてた。今日は結構歩いた。来年絶対犬山祭いきたいなあ。