最後に一枚残ってた「青春18きっぷ」を使うて松本城に行くことにする。今回は、ちょと長い文章。いつもの様に始発のJRに乗って先ず米原を目指す、山崎で山の稜線が白み始めてる。京都で米原行きに毎度の如く乗換えやけど、今日はなんかメチャ人多い、なんでかなあ〜。今回も京都線で乗車して来はった方々と同じ列車に乗る、毎度毎度笑うわ、皆んな絶対「青春18きっぷ」の方々や、いっぺん会うた事ある人もいたはる。米原でトイレ済ませて7時07分発の浜松行きの特別快速を待つ、例の如く殆ど各停やのに。
あっと云う間に満員や。ここからはJR東海や、相変わらずJR東海の列車は汚い、窓なんか磨りガラスみたいな感じで汚れてる。垂井で満タンになってもうた、相変わらずこの線は人多いなあ〜。
名古屋に着いて、10番線に急ぐ、ホームに上がったけどまだ来てない、乗換え時間16分あるんで先ず朝飯の駅弁を仕入れる。
今回、「特急しなの81号」は4両編成、先頭のグリーン車近辺と4号車辺りに駅弁売り場がある、4号車辺りの売り場が飲み物を含めて結構充実してる。最近の特急列車は車内販売が無いのが殆どやから乗車前に買うとかなあかん。買ってる内に乗車予定の「特急しなの」がホームに入ってくる。名古屋から松本まで「青春18きっぷ」使うて行ったら現地に2時間しかおられへん、無理に
「青春18きっぷ」使うて松本行くより、ここは特急使うて行くことにした、どうせならグリーンや。早速最後尾と先頭車両の写真を撮る。余裕で列車に乗り込み車内の写真を撮り席に着いて発車を待つ。
名古屋コーチンのとりめしを買うた。これは絶対買おうと狙ってたやつ、残り2個やった。普通指定席は満席に近い、対してグリーンは、スッカスカや、3人、グリーンにして正解や。
この「ワイドビューしなの」は、なんでも385系の振り子式列車らしいんで山間の曲がりくねった線路をスピーディーに快適に進んでいく。
中津川過ぎた辺りから左の車窓から木曽川や木曽山脈・飛騨山脈の景観が綺麗や、やっぱりネットで名古屋から長野方面に向かう場合はA列がええとの情報と何番がええかを調べて座席指定取ったんで正解やった。
おっさんのあくまで独断的な感想は、A列の偶数が窓と座席の配列からベターやと思う、あくまでおっさんの意見で人それぞれ感じること違うんで、参考程度にしてや。
塩尻からJR東日本の乗務員や。
そうこうしてる内に松本に着いた、メチャ都会やん早速バスのフリーチケット買う、これが後で分かるんやけど失敗。又後で書くわ。バスで最初に松本城に行く、観光地だけあってメチャ人多い、さっさと城を見て後で他どこ見るか考えよ。
松本城、月見櫓が改修工事中や、ちょと残念、ここも結構大きい、そやから全部で6層あるんで城特有な急角度の階段をどんどん登らなあかん。
それで渋滞発生や、おっさんが4層におる時入場制限かかった。早よ来て正解や。やっぱりここは鉄砲の戦を想定して実戦向けな城や。柱なんかノミかなんかで削った後が各所に残って内部は相当荒々しい。
石垣は勿論野面積み、真黒な姿がカッコええ。冬の雪が積もってる時期に来たら白と黒のコンストラストがええんとちゃうかな。
一通り見て、旧開智学校を見に行く、懐かしい机があった、おっさんが小学校1年の時に使うてた様な木のやつや。
この後、武家屋敷を見て、城近くの蕎麦屋で遅めの昼飯を食べる、冷たいととろ蕎麦やけど出汁が結構辛い、蕎麦自体は、この間食べた越中蕎麦の方がおっさんは好みや。
町を歩いて一通り見て超有名な「縄手通り」に向かう、パンフレットや雑誌の写真と大分印象ちゃう、ちょと残念や、こんな感じやったら他の場所もあんまり期待でけへんから疲れたし駅に向かう。ここで最初に書いてた「タウンスニーカーフリーきっぷ」、時間が1時間に1本程度で各所の徒歩による所要時間も15分程度、見所を見ていざバスに乗ろって思うたら30分待ちなんかがざらや、「タウンスニーカー」が回る程度の範囲やったら歩いた方が早い。それに、町中の道があんまり広うないし観光に来てる車やタクシーが結構多いんで小規模の渋滞がある、結局歩いた方が早い。旧開智小学校から縄手通りまでサッサと歩いて20分程度、ゆっくり歩いても30分でお釣りくる。1回しか使うてへん、損した。時間的に余裕があったらもっと有効活用出来たかもしれん、おっさんは、日帰りやから現地に5時間しか滞在出来ひん、余裕がないんでしゃーないわ。「青春18きっぷ」がもう一回あったら一泊してのんびり出来たかもしれん。もっと計画的に予定立てなあかんな〜。
帰りは予定より1本早い列車に乗る、5時間の滞在やと松本市内、時間がちょと足らんか余る、中途半端や。
手軽に食べれそうな駅弁を仕入れて列車に乗り込む、この列車はロングシートや疲れるなあ〜。ここから、7時間の帰路、気合いるなあ〜。
松本から中津川まで2時間40分の旅や途中南木曽で15分待ち、皆んなホームに出てリフレッシュする。
中津川にて乗換え、今度はクロスシートや良かった。名古屋での乗換えは3分しかあらへん。ダッシュでなんとか間に合うた、満員や、しゃーない、岐阜か大垣で空くやろ。岐阜の手間で前の人が降りる、ラッキー。思うてた通り大垣で大半が降りる、米原まで各駅停車でどんどん人が降りていく、米原に着いた時点で三分の1位になってた。さあ、後はこの列車で終わりや、発車まで30分程度待ち、やっと発車。彦根辺りで座ってるんも疲れてきた、お尻痛い。これが、皆さんがよく云うたはる「青春18きっぷ」の辛さやと実感。やっとのことで自宅に到着、23時過ぎ、ほんまにお疲れさんや。今度、遠出する時は、要所要所を特急使うていかなあかん。
8月27日、午前中、梅田で用事を済ませ、先ず腹ごしらえ。
その足で阪急京都線で京都に直行、目的は今年一般公開された京都御所に行く為や。ネットで適当に調べて開館時間と曜日だけ確認して京都線に飛び乗る、毎度ええ加減。烏丸で降りて、201系統のバスに乗る、京都の市バスは3桁が循環やから方向さえ間違えへんかったらまあ大丈夫。15分位乗って烏丸今出川で降りて10分弱歩いて御所の入り口に到着、心配してた人も大したことあらへんみたいで一安心。
入り口で皇宮警察の簡単な手荷物検査を受けて番号札を受け取り中に入る、各警官、係員の動作や受け答えがキビキビしてて気持ちええ、挨拶もしっかりしてくれる。流石や。でもなんかへんや、そうや、拝観料払うてへん、無料なんや。おっさん知らんかった、京都で無料の施設は神社位なんでビックリ。それにしても空いてる、ホンマにパラパラしか人おらん。ゆっくり見て回れる、しかし広い敷地、白州の拝観順路を写真撮りながらゆっくりと時間掛けて観る。
建物の重圧さは見事で平安時代からの色々な様式で建てられ建物は必見の価値十分や。
庭園もまた素晴らしく、五葉松なんか盆栽好きにはたまらんの違うか?何時まで一般公開するんか知らんけど各季節に来なあかん。夏の新緑を堪能したんで次は秋や。
ホンマにゆっくりと観ることが出来て、休憩所で、水分補給しながら御所の紹介ビデオを見て御所の鬼門にある猿のお守りを買うて鬼門を観に行く。
その足で京都御苑を下って行ったら、なんや京都迎賓館の拝観案内が出てる、そう云うたらニュースでここも一般公開してる云うてたなぁと、ブラブラ行くと整理券がいるみたいで、朝11時から当日分配布かネットで申し込みみたいや、取りあえず行って見てどんな感じなんか聞いてみよ思うて入り口のテントまで行ったら「本日分の整理券ですか?」って聞かれたんで「そうです」云うたら注意事項の説明受けて直ぐ入場や、なんや拍子抜けやな。丁度15時30分位や。
地下に入って先ず整理券渡して拝観料払う、そして、空港にあるやつと同じX線検査機に荷物を通す、人間は金属探知器のゲートをくぐる、そして、カメラ以外の手荷物をロッカーに預けて地上に出るんやけど、地下でトイレ済ませとかなあかん、上には無い。迎賓館の中は全て撮影ええねんけど、地下はNGや、多分海外からの要人がいらした時のセキュリティーの確保なんやろ。地上に出たらやっと迎賓館の入り口や、ここで靴をスリッパに履き替え、靴をロッカーに預ける。御所より厳重や、ちょと面倒くさい。ここでも、人は空いてる。
後は順路の指示に従って拝観する。壁に掛かってる物や置物が素晴らしい、それぞれの部屋にある調度品は全て日本を代表する方々が最高の技術で作られた伝統工芸ばっかりで、うっとりするばかり。
おっさんの最も感動したんは、「桐の間」云う部屋で12mの漆塗のテーブルとこれ又漆塗の座椅子で背もたれには日本政府の紋の五七の桐がある、部屋からは素晴らしい池と庭園が望める。一通り観て思ったんは、拝観料が高いと云う事かなあ。調度品に興味ある人はええかもしれん、美術館を訪れたみたいな感じや。
季節による庭園は見ものかもしれんな。後、思ったんは、ここでも各関係者の対応がキビキビしてしっかりと挨拶してくれることや、それだけでも嬉しいもんや、ハッキリ挨拶するんは重要やな。