9月25日、比叡山延暦寺に行って来た。
9月中に行かなあかんかったからや、何でか云うたら噂で10月から根本中堂の大規模修理が始まるらしい、10年掛けるらしいんで急いで行って来たんや。
現在の根本中堂が見れる最後の機会。
色々調べたら比叡山延暦寺に行くのに結構な旅費がいるみたいなんや、京阪の「比叡山横断チケット」なるものを見つけた。
このチケット京阪電車全線・京阪三条~御陵(京都地下鉄)・江若バス・坂本ケーブル・叡山電車・叡山ケーブル・叡山ロープウェイ・比叡山内シャトルバスに延暦寺拝観料なんかが含まれる滅茶苦茶お得なチケットや、これら全部含めて3,300円。
大阪方面なら京阪電車使うて行くなら十分元取れる。ケーブル、ロープウェイ類が結構な値段、往復なら1700円前後。
比叡山内シャトルバスも普通に乗ったら比叡山頂から横川まで760円。
比叡山内はシャトルバス使わな滅茶苦茶時間かかる。
結構便利なんはこれだけやない、チケット見せるだけで全てフリーパスやから財布を一々出さんでええんが楽な事この上ない。
早速京阪枚方駅でフリーチケット買う、中央改札でやないと買えんから注意、このチケット主な京阪沿線の駅で買える、現金のみでの販売でカードは使われへんからそのつもりで。
6時台の出町柳行き、急行を待ってる間空を見上げたらすっかり秋の雲が。
入線してきた列車は今話題の京阪通勤用5扉座席昇降タイプ、昇降は中々見れへんけど乗れることの有り難さや。
京阪三条で京都地下鉄に乗り換える、ここでもチケットを改札機に通すだけでオッケーや、御陵で京津線に乗り換え、浜大津で坂本行に乗って終点坂本まで乗車や。
8時に坂本に着いたけど坂本ケーブルまでの江若バスが8時台には1本も無い、1時間ほど待たなあかんから歩いて行くことにする。
歩いても15分位なんで坂本界隈の穴太衆の石垣を見ながら坂道を登って行く。
坂本ケーブルの駅は国の登録有形文化財に指定されてる大正ロマンあふれる駅舎、発車まで10分位の間駅舎をゆっくり見学。
発車時刻になったんで早速ケーブルカーに乗車する、乗客は10人、ぐんぐん登って行くと眼下に坂本の街、さらに登れば琵琶湖の湖南が一望や、絶景かなや。
そうこうしてる内にケーブル延暦寺駅に到着、ここの駅舎も登録有形文化財や、駅舎を出ればここの展望所から湖南が一望。
結構涼しい。
歩いて東堂までゆっくり歩いて10分程度や、朝まだ早いんで人は少ない。
東堂入り口でチケットを見せれば比叡山内案内図に日付スタンプを押してもらい、この案内図を見せるだけで西堂・横川はフリーパスや。
使いまくったんでしわくちゃや。
今日の目的、根本中堂を早速見に行く、圧倒的な大きさで東照宮風の作りでカラフル。
朱塗りなんかが結構色褪せて年月を感じさせる、この状態も今月限りや。
昨日と本日にMay Jと平原綾香のコンサートが夕方からあるみたいでポスターや機材がそこかしこにある。
朝飯を食べてないんで無料休憩所の下にある蕎麦屋で天ぷらそばとこれや。
結構おいしい蕎麦やった。
根本中堂から文殊楼・大講堂・阿弥陀堂・東塔と回るけどここは延暦寺バスセンターと大きな駐車場があるんで時間的に人が多くなってきた、観光バスが着いたんやろう、団体さんが数組やって来たんで西塔に向かうことにする。
でも、なんか嫌な予感、バスのエンジン音が遠ざかって行く、時計を見たら出たとこや。
30分程待たなあかん、しゃーないから土産なんかを見ながら時間をつぶす。
シャトルバスで6分位で西塔に到着、バスを降りて横川行のバスの時間を確認、40分後や。
西塔は、にない堂・釈迦堂・鐘楼のこじんまりしたとこで、釈迦堂は豊臣秀吉が大津の三井寺を移築したやつや。根本中堂に次ぐ堂々としたやつ。
ゆっくり見てバス停に、ちょうど後3分、時間通りバスがやって来る。
ここから延暦寺バスセンターから同じ顔触れで回ることになる。
横川は、10分程掛かって着いた。
ここは、西塔と同じく団体客が全然おらへんからすごく静かや、ここも写真で有名な横川中堂があって、清水の舞台みたいな建物。
後、元三大師堂、ここはおみくじ発生の地で有名なとこや、それと角大師でも有名。
京都の町中なんかで家の玄関にお札が張ってあるんを見掛けることがある。
ここもゆっくり見てバス停へと、例の如く同じ顔触れ。
バスに乗って途中の峰道のバス停で降りて昼飯にする、ここには展望がええレストランがある、ここでガッツリといただく、もちろんこれもや。
40分程ゆっくりして比叡山頂へと向かう、比叡山頂のガーデンミュージアム比叡を見ることにするんやけど、カップルばっかりや、当然と云えば当然なんや、各区画でテーマがあってそのテーマに沿った花が一杯でメルヘンチックなとこ。
ここで最後のスタンプを押してスタンプラリーの完了や、おっさんはちょっとスタートを失敗したんで景品を延暦寺バスセンターまで貰いに戻らなあかん、フリーパスがあるんでめんどくさいけど戻ることに。
戻ってバスセンター内の奥比叡ドライブウェイ事務所でグラスをいただく、名前と年齢なんかを記入して何人目か確認したら135人目やった、先着1500名なんでまだまだある。
おっさんはグラス(東塔)貰ったけど後、湯呑・マグカップがある。
帰りは、比叡山頂からロープウェイとケーブルで帰ることにした。
帰りはロープウェイもケーブルも結構満員やった。
八瀬駅から叡山電鉄で出町柳駅まで出て、京阪で三条で降りていつものスタンドでビールを飲んで四条から京阪特急で帰路に着く。延暦寺を一人で行くには、車よりおっさんが買った様なお得切符みたいなものを買って公共交通を利用した方がええと思う。
ちょっと汚いしわくちゃパンフレットやけど。(行った時にさんざん見たからや)
奥比叡ドライブウエイの料金が結構高い。
ガソリン代なんかを入れたら断然公共交通を利用した方がええ。
渋滞もないんで時間的な計画が立てやすい。
結構、大津方面から雄琴ら辺は渋滞する。
又、酒も飲める。(おっさんだけ?)
バスの時刻を良く確認すれば効率良く回ることができる、実際、おっさんはスタンプラリーをせーへんかったら14時には山を降りてた。
もっと早く降りて坂本辺りで昼飯食べる事すら可能や、これやと、坂本の町を十分観光出来る。
今年の夏、人生初の「青春18きっぷ」なるものを使うて日帰り列車旅でようけ遊ばせてもろた。
おっさんがこのきっぷ使うて思うた事なんかをつらつらと書いてみようと思う。
おっさんが書くことなんか「青春18きっぷ」のベテランさんなんか、「分かっとるわ」やろうけど、まあ、聞いてえや。
まず、おっさんの住んでる所は関西の京阪神地区、結構交通の便がええから成り立つ旅やと思う。
この辺の事を頭に入れて読んでや。
最初に思ったんは結構遠くに行けるんや!と云う事。
その代わり行く前にしっかり目的を決めて計画を立てなあかん、列車に乗るんが主なんか、目的地で観光するんかで違う、列車が主やったらのんびりと車窓を眺めてぐるっと周り、気が向いたら途中下車して美味いもん食べたり近場をぶらりする。
だから結構遠くへ行ける。
観光が目的やったら現地の滞在時間を確保せなあかんから日帰りの場合行ける範囲が限られてくる。
そして、現地での移動手段の確認や、地方に行ったら大都市近郊みたいにバスや列車の便があんまり良くない、事前にネットなんかでしっかり下調べせなあかん、それもなるべく最新の情報や。
それと、観光施設の見学所要時間もしっかりと調べる必要ある、これしとかんかったら次の場所に行くバスや列車に間に合わへん可能性がある、1時間に1本なんかざらにある、ひどい場合には1日に数本の時もあるから帰られへん可能性だってあるから悲惨や。
最近は、ネットがあるから乗り換えのアプリなんかで手軽に調べれるけど、やっぱり基本はバス会社や列車の会社の時刻表でしっかり調べとく必要がある。
おっさんが1番うまくいったんは丸岡城から永平寺に周った時や、バスの1日乗車券で周るには、丸岡城の見学所要時間と丸岡城から永平寺に行くバスの時間が滅茶苦茶重要やった、丸岡城から永平寺に行くバスは10時59分と11時59分あとは13時台と後1本や、事前に丸岡城の見学所要時間を大体見てたから10時59分のバスに余裕で間に合うた。
失敗は、初の時や、備中松山城の時、朝1番早い時間に到着したんやけど、昼飯の時間には早めやし見学後やったらちょっと遅めと云う時間帯やったから途中で事前に買うといたおにぎりと、見学後のラーメン。
特に、史跡なんかを見学の場合、その場所での飲食が禁止やから食事の場所の確保も考えとかなあかん。
食べれる場所探してる間に時間がどんどん経つ、焦る。
せっかく名物ありそうやのに、変に満腹感があって食べられへんかった。
おっさんの旅の楽しみに、地元の美味いもん食べることやからこの時は失敗やった。
「青春18きっぷ」で乗る列車は基本各停やから車窓を楽しむことが大事やと思う。
目的地に行くんが目的やったら本でも読んで過ごしたらええけど、道中も楽しむんが旅行やとおっさんは思うてるからやっぱり車窓を眺めて楽しまなあかん。
次に、トイレの確保や。
「青春18きっぷ」は基本各停やから当然時間がかかる、一回、2時間なんかざらにあるし、乗り継ぎが多くて乗り換え時間が数分はしょっちゅうや、最悪4・5時間列車の中なんかざらにある。
当然トイレに行きたくなる可能性が多い。
おっさんは、前日に酒を飲まない、朝コーヒーを飲まない、を決めてる。
一応保険に、トイレのある車両の近くに乗り、降車駅の10分程度手前でトイレに行っとく。
「青春18きっぷ」の旅行やなくて一般の旅行時にも一つの交通機関に長時間乗る時これは守る、しかし、せっかくの旅やのに車窓を眺めながら駅弁やつまみでやりたい時もある。
そんな時ビールはあかん、酎ハイや酒にしとく、ビールは1日の最後か確実にトイレが確保出来る時(指定席時)に限る。
当然空いてる時にも大丈夫。
ビール・コーヒーやらんだけで全然違う。
おっさんはこれでクリアして来た。
次は、席の確保や。
大阪近郊や中部近郊の通期時間帯は、諦めなしゃーない、座れてラッキー程度に考えとく。
それ以外は基本1人の場合、場所の贅沢言わんかったら大体座れる。
焦らなあかん時もあるけど、まぁ大丈夫。
結構混むんが米原ー大垣間と米原ー敦賀間、それに姫路ー岡山間や、特に姫路ー岡山間は途中の駅からどんどん乗ってくるから4両編成の列車が満タンになる、まぁおっさんが利用したんが土曜日やったんで学生が多かったから日曜やったらもう少しましかもしれんけど実際に乗ったんと違うんではっきりわからん。
食事
冒頭に書いたけど、基本途中の駅で駅弁買う時間がほとんど無い。
あくまで基本的にやから事前にしっかりと調べて確認したら出来る場合もあるけど、さっきの敦賀・米原・岡山までの間にには無いしコンビニで事前に買うてても食べるんに勇気いる。
パンかおにぎり程度やったらまだなんとかや。
地方の路線やったら可能性が高い、けど、路線によってはボックス席とロングシートが時間帯によって変わる場合があるんでロングシートに当たったら最悪やから、よう調べて乗らんとあかん。
まあ、1時間に1本程度の路線やったら景色のええ駅で途中下車して駅のベンチで食べるんもええかもしれん。
荷物
これは基本、両手が空くことや。
出来るだけ小振りのショルダーバックかリュクがええと思うけど、おっさんがいつも思うんがリュクを背負うてる人に対してで、列車やバスなんかの公共機関に乗る時、背負うの止めて手に持つかワンショルダーで前に回すんがマナーやと思う。
ショルダーバックでも身体の前に回すと周りの人に迷惑かける度合いが大分違う。
ただリュクサックで個人の身だしなみについて気を付けたいのが、夏、汗をかく季節にずっと背負ったままやと肩の部分にショルダーハーネスの形に塩をふく、特に色の濃い目の服は見っともない。
大体こんな感じがこの夏おっさんが「青春18きっぷ」で遊んで気い付いたことや、これから初めてこのきっぷ使うて遊ぶ人の参考になったらええと思う、けどあくまでおっさんの住んでる場所と個人的な考えやから参考程度にしてや。
最後に時刻表は絶対持っとく方がええ、路線の全体像が良く解るし乗り継ぎなんかのことや行き先なんかの把握が容易い、昔、学生時代によう使うてたから今回、ネットの限界を感じた。おっさんも次回には買うとこうと思う。
9月4日、娘が床のこと知らん云うてたし、季節的にもうそろそろ終盤なんで床に昼飯を食べに行ってきた。床「ゆか」なんで四条から三条にかけてのエリアや、床「とこ」は貴船なんで時間的にちょとしんどいしランチの料金も立派やから、料金的にもリーズナブルな所にした。早い時期なら貴船でもリーズナブルにランチが頂ける。早速、自宅近くのバス停から三条にある「懐石 櫻」に予約入れた。「懐石 櫻」は祇園四条から先斗町を抜け御池通りと三条通りの間辺り、木屋町通りからちょと鴨川の方に路地を入った突き当たりにある。なんでここにしたか、以前七条の居酒屋で飲んでる時、大将と先斗町辺りの話になって大将が先斗町抜けて木屋町まで行ったら値段的にも先斗町より少しリーズナブルやと話してくれてたんを思い出して、ランチをやってて「床」があるとこをネットで探して見つけたからや。当然、三条に近いから京阪電車で行くことにして京阪電車の駅に着いたら丁度特急が入って来た所で飛び乗ったらボックスシートのサロンカーやった、ちょとラッキ〜。まだ時間的に早いんで木屋町の辺りをぶらぶらして時間をつぶし、高瀬川に高瀬舟が飾ってあるとこで絵を書いてる方が数名いたはる。皆さん常連さをみたいな感じで、その姿自体が絵になる。
時間になったんで「懐石 櫻」に向かう、細い路地を進むと突き当たりの右手に淡い桜色の暖簾と周りの建物がいかにも京都に来たって雰囲気や。
暖簾を潜ると先客の方が3組いらっしゃる、鴨川が望める床の席に案内される、頭上にはスダレが涼し気な影を作って残暑の日差しを和らげてくれ、鴨川からの心地よい風がなんとも言えん気分にしてくれる。
先ず、ビールと娘が酎ハイライムを頼む。ビールは緩くならん様に工夫されてる。
前菜の辛子豆腐に続いて刺身、この刺身と一緒に添えられてる、ふき芋の茎(ずいき?)の食感が又涼しげや。
ミニ懐石なんで順番に小鉢が出てくる。
続いて、メインのローストビーフ、柔らかくてソースがサッパリして夏の暑い日に最高や。
最後に、おっさんの大好物、鱧や、それも鱧シャブで水菜と一緒に頂き、又、出汁が美味い、鱧落としは何度か食べたんで鱧シャブは又格別や。
鱧シャブの後、締めに漬物寿司。
最後にお出汁をちょっと頂いて後はデザートや。
夏らしいメニューでビールが又進む、追加で頼んだ冷酒が又なんとも言えん。最後、デザートを食べ、お茶を頂き店を出る、結構満足出来るコースやった。その後、JRで帰るつもりなんで腹ごなしに新京極通りをぶらぶらし、地下鉄の烏丸御池駅まで上がって行く途中で娘がカキ氷がを食べたいって云う、スマホで検索したら丁度烏丸御池駅の近くに甘味処がある。
マンションの一階にこじんまりした「月ヶ瀬」があった、暖簾を潜って店に入ったら丁度席が空いてたんで案内される、お茶が出てきて、おっさんは黒蜜の金時豆と娘は同じく黒蜜の金時豆に練乳をトッピング。久しぶりのカキ氷を美味しく食べてたら、次から次へとお客さんが入って来る、結構有名な所なんかな〜。火照った身体が涼しくなった所で帰路につく。